« 医薬品の特許出願明細書及び特許請求の範囲の記載方法と留意点 ~演習付~ | メイン | ソフトウェアの品質マネジメント基礎講座 »

プラズモニクスによる高効率発光とその応用

*概要
・LEDを上回る高効率固体発光デバイスや高速発光デバイスへの応用が可能なプラズモニクス
・高輝度発光素子技術を用いたLED照明やマイクロサイズの光源や高効率太陽電池まで応用可能な技術を基礎から修得し製品開発に活かそう!

*日時
2011年 3月 22日(火) 10:30~17:30
 
*受講対象
・プラズモニクスの基礎と応用、その幅広い可能性について知りたい方
・LED、LD、有機EL、液晶・プラズマディスプレイ、蛍光体など、あらゆるタイプの発光・表示素子、照明 、光源の設計・開発・評価に携わっておられる方
・その他、受光素子(フォトダイオード、太陽電池)、光計測、光記録、光加工、光通信など
・光技術関連の研究者・技術者

*予備知識
・特に無いが、しいて言えば高校レベルの物理・数学
講義では、できるだけ数式を使わずに、概念の解説に重点を置く

*修得知識
・最近急速に注目されつつある新技術プラズモニクスの基礎
・プラズモニクス研究の最新動向、特に高効率LED、太陽電池応用
・簡単で劇的な効果が得られることなど、プラズモニクスの様々な利点
・プラズモニクスを利用して、各種光デバイスの効率を改善する方法
・ナノ構造によってプラズモニクスを制御・利用する方法
・プラズモニクスの幅広い分野への応用可能性と将来展望

*講師の言葉
 プラズモニクスとは、光を金属表面の電子振動と結合させて自由自在に操る技術で、金属構造に沿って光を曲げたり貯めたり増幅したり、さらには光の波長よりも遥かに小さなナノ空間への局在・伝搬をも可能にします。特に近年のナノテクノロジーの急速な発展と相まって爆発的に注目を集めており、ナノ光導波路、ナノ光集積回路、高速光コンピューティングなど、様々な次世代光技術への応用が期待されています。
 本セミナーでは私が考案したプラズモニクスによる発光の高効率化を中心に、プラズモニクスの基礎から応用まで詳しく解説します。この技術はLEDや有機ELなど、様々な発光素子の高効率化に利用可能で、近い将来に固体素子が蛍光灯に取って代わる「照明革命」をもたらすと期待しています。また同様の原理は高効率太陽電池にも利用可能で、実用化できれば世界のエネルギー問題の解決にも大きく貢献すると期待できます。プラズモニクスはこれほどの可能性を秘めた技術であるにもかかわらず、日本ではまだ欧米に遅れをとっています。本セミナーによって少しでも多くの方に興味を持っていただき、今後は日本を中心にプラズモニクスがますます発展し、幅広い分野に革新をもたらすことを願います。

*プログラム
Ⅰ.フォトニクスの基礎
  1.光技術・光デバイスの現状と問題
  2.幾何光学と波動光学
  3.有限差分時間領域 (FDTD) による電磁波解析
  4.ナノテクノロジーの発展と光技術への応用
  5.光の回折限界を超えるナノフォトニクス
  6.近接場光学
  7.フォトニック結晶

Ⅱ.表面プラズモンの原理
  1.バルクプラズモンと表面プラズモン
  2.表面プラズモンと表面プラズモンポラリトン(SPP)
  3.伝搬型と局在型表面プラズモン
  4.SPPの伝搬距離としみ込み深さ
  5.表面プラズモンの応用技術
  6.表面プラズモン共鳴(SPR)
  7.表面増強ラマン分光(SERS)

Ⅲ.表面プラズモンの新しい光学応用-プラズモニクス-
  1.プラズモン導波路
  2.プラズモニック・バンドギャップ
  3.透過光の異常増強
  4.プラズモニック・ナノプローブ
  5.プラズモニック・メタマテリアル
  6.プラズモニクスの発展

Ⅳ.固体発光素子の現状
  1.固体発光素子の発展と問題
  2.InGaN-LEDの応用と光物性
  3.InGaN量子井戸構造のナノ光物性評価
  4.ナノ構造による光学特性制御
  5.その他、LED高効率化のアプローチ

Ⅴ.プラズモニクスを用いた発光増強
  1.プラズモニクスの発光増強への応用
  2.InGaN/GaN量子井戸の青色発光の増強
  3.発光増強のメカニズム
  4.SPPの発生・光取り出しのシミュレーション
  5.発光増強とSPPの分散との関係
  6.金属界面と量子井戸の距離依存性
  7.発光増強の温度依存性
  8.プラズモニクスによる自然放出速度の向上

Ⅵ.高輝度プラズモニックLED
  1.プラズモニックLEDの可能性と利点
  2.電流注入デバイスへの応用
  3.発光速度・発光波長のチューニング
  4.表面プラズモン結合のナノ構造による最適化
  5.金属微粒子による局在モードの利用
  6.ボトムアップ手法による金属ナノ構造の作製

Ⅶ.様々な材料系への応用
  1.有機色素への応用
  2.有機EL材料への応用
  3.半導体ナノ微粒子への応用
  4.酸化物への応用
  5.シリコンナノフォトニクス
  6.シリコンナノ微粒子への応用
  7.高効率シリコンLEDの可能性

Ⅷ.プラズモニック太陽電池
  1.太陽電池の発展と現状の問題
  2.金属ナノ微粒子を用いた光吸収効率向上
  3.SPPの伝搬モードを用いた高効率化
  4.プラズモニック発光増強との共通点
  5.金属ナノグレイン構造と金属ナノシート構造
  6.金属ナノシート構造の光学特性
  7.SPPの局在・伝搬混合モード
  8.高効率・超薄膜プラズモニック太陽電池の可能性

Ⅸ.プラズモニクスのさらなる応用と展望
  1.ナノ光回路・光トランジスター
  2.プラズモニック・メタマテリアルによる左手系材料
  3.スーパーレンズと光クローキング
  4.表面プラズモンレーザー
  5.その他、あらゆる光技術への応用可能性


*受講料(消費税等込)
1名:47,250円       同時複数申し込みの場合1名:42,000円

*会場
日本テクノセンター研修室
住所: 東京都新宿区西新宿二丁目7-1 小田急第一生命ビル 22F
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666


サイト内検索